年末のぼよ~んとしたムードの中、この日が仕事納めでございました。
某アーティストさんのレコーディングでHammond B-3 Organを
ダビングしてまいりました。
時間にスタジオに着くとこのレコーディングに推薦してくれた
ギターの僚友、鈴木 俊介くんがひと足先にギター・ダビングを
しておりました。相変わらずゴキゲンなギターでございました。

で写真をご覧下さい。
なんとっ、スタジオではなくコントロール・ルームにB-3が

この世界に入ってもうすぐ20年になりますが、コントロール・ルームで
B-3をダビングしたのはこれが初めてで感動し、思わず写真

を
撮ってしまいましたよ。
ちなみに奥のミキサー卓の前でお仕事なさっているのは、エンジニアの
広瀬さん。彼とはその昔、渋谷系なる音楽が全盛の頃(笑)、よく録って
頂いた方です。レスリー・スピーカーからどうしたら原音に忠実に
レコーディング出来るか、またマイクのチョイスなど、彼と試行錯誤した
日々が懐かしく思い出されます。久々にお会いして感激のかわいでした

さて、2007年も終わりです。
今年1年みなさまにはここに立ち寄って頂き、かなり一般的でない内容の
ブログを視て頂きまして、誠にありがとうございました。
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久々にお料理を(笑)。
本日のお昼は、しめじのトマト・パスタに致しました


もうめちゃめちゃシンプルにしめじとトマトのみです。
もちろんニンニクも入ってますよ

トマトはちょいとこだわりがございまして、これ

を使っています。

Spigadoroのホールトマト缶なのですが「D.O.P.」が重要です

普通のスピガドーロの缶詰はまずまず見かけるのですが、
この「D.O.P.」はなかなか見ないんですよ。でも「D.O.P.」が
最高においしいんです

仕上げにパルメジャーノをパラパラとふって、バジルの葉を乗せて出来上がり
12月25日は、3年連続ここ鎌倉にございます歐林洞さんに遊びに
来ております。
こちらで例年行われております、
吉田 美奈子さんとピアノの倉田 信雄さん
のデュオを拝見する為なのですが、ちょっと早めに伺いランチを頂くのも
楽しみのひとつでございまして…

昨年のブログでも書きましたが、キッシュがまいう~なのですよ

で写真も撮ったのですが、ミスって消してしまいまして…。
というわけで昨年撮影の写真をご覧頂きました。
さて、本題のライヴでございます。

いつもながらおふたりのライヴは素晴らしいのですが、今年はさらに
素敵かつエモーショナルなライヴでした。
倉田さんの透き通るようなピアノ・サウンドに美奈子さんが時折、
敢えて寄り添わない事で、よりコントラストが出て素晴らしかったです

会場にはわたくし同様、毎年来られているレーサーの
高木 真一さんも
お越しになってまして、美奈子先生(高木さんは美奈子さんをこう呼びます)
の歌声と倉田さんのピアノに酔いしれておられました
昨年、オープンしたての
Organ Jazz倶楽部で行いました
Christmas SOLOが好評だったようで、オファ頂きまして
今年も演らせて頂きました。
たくさんのお客さまがお越し下さり、本当に嬉しいです。

ここでソロをやらせて頂く時の定例となった、お店真ん中にHammond B-3
を設置するセッティングです。
今回は愛機Leslie 31Hを搬入致しました。
ちなみにお店の常設レスリー122RVはECHO(と言ってもリバーヴなどの
エコーではなくスレーヴで鳴らす事を指す)で定位置にて使用しました。
オーナー池さん、なんとっ!サンタ姿です。コスプレです(爆)。

普段見れない、見にくい角度からでも見て聴いて楽しんで頂きたいと、
このようなレイアウトの客席でございます。
B-3の真ん前にも、その後ろにも、真横にも、さらには後ろにもという
マニアにはたまらない(笑)空間。

クリスマスではございましたが、そんなにクリスマスにちなんだ曲
ばかりでもなく、いつも演奏する曲をまんべんなく聴いて頂きました。
この日初めて「Mustard Greens」という曲を演奏しました。
Jimmy Smithのオリジナル・ブルースです。

お客さまが近いので、演奏の合間、みなさんとお話も出来て
よかったです。
そうそう、この日はオーナー池さんよりお客さまにプレゼントが
ありました。わたくしかわいとジャンケンをして、勝った方5名に
中身の違うプレゼントを差し上げました。ダウンジャケットもあったなぁ

楽しい時間でした。ありがとうございました。
吉田 美奈子さんデュオ2日目です。

1曲目の「The Christmas Song」。
先日のThe Band公演時より、よりゴスペル感が強まったアレンジを
施しまして、美奈子さんが素敵に歌われました


今回、本番前のリハーサルで急遽演奏を変えた曲がありました。
それは
「Acknowledge」
この曲はMid FastのSwingにアレンジしてあるのですが、
ベース・ランニングを最初は左手で演奏しておりました。左手の方が
表情がより付けやすい為です。
しかしこの曲はもう少し漂う感じにしたくなり、ベース・ペダルで
行う事にしました。しかしわたくしがペダルで演奏する
ぎりぎり限界のテンポでかなりスリルがありました

今回使用しているハモンドA-100やB-3などは、エレクトーンのように
ペダル音に余韻(サスティーン)がまったく無い音なので、
音と音を繋がるように弾くには、今の音から次の音まで、前の音を
ぎりぎり伸ばさなくてはならないのです。音程が離れるとその分、
足が空中に浮くわけで音が繋がって聞こえるようにするには、
結構大変でございます

ライヴでは少しリバーヴをかけまして、よい感じになりました。

美奈子さんはいつもながらコンスタントに歌のムードを
一瞬にして作られます。
音楽でこの「ムード」を作るのがいかに難しいか。ムードとは
聴くお客さまが感じる事なので、音が出てしまってからでは
修正出来ない事なのです。
音が出る前、声が出る前に結果(お客さまに届くムード)が
想定されていなければならないからです。

改めまして、お越し下さいましたお客さま、ありがとうございました。
2008年は3ヶ月に一度のライヴ公演となります。みなさまに
お聴き頂く機会が増えますが、より一層精進してまいります。
まずは
3月26日(水)、27日(木)と
Blues Alley Japanで
行う予定です。
お越しをお待ちしております。
12月にはもはや定例となりました
吉田 美奈子さんとのデュオが
目黒
Blues Alley Japanにて2日間行われます。
"Sentiment"と題されたライヴ、本日は1日目、初日でございました(笑)。

今回のセッションは個人的に「初心」がテーマでした。
美奈子さんとのデュオ初演は2004年夏の池上本門寺でしたので、
4年半が経ちました。最初の本門寺のステージ前の緊張は今でも
よく覚えています。

あれから4年半、美奈子さんとこうしてデュオという形で演奏させて
頂ける事に、いつも光栄であり名誉であり、感謝であると感じております。
そんなパフォーマンスをお客さまに観て頂ける事も、また感謝です。

先日、美奈子さんとデュオでの初レコーディングが行われました。
詳しくは→
こちら実はその時わかった大切な事がありました。
それは演奏中にわたくしが発する声。
この声を美奈子さんはわたくしの演奏と同じように聴かれていたのです。
わたくしの演奏を間近でご覧になった事がある方ならご存知かと
思いますが、わたくしは演奏中、声がうるさい

しかしレコーディング・スタジオで美奈子さんとわたくしがそれぞれの
仕切りのあるブースに入り、演奏し出すとなにか違和感があった。
それは美奈子さんの声は当然わたくしには聞こえるわけですが、
わたくしの(演奏中に発する)声が…美奈子さんには聞こえなかったのです。
この事がわかったのはレコーディングが終了したのちでした。
近くで演奏する、相手のパフォーマーの息づかいを聞くという事の
大切さを今もって知ったのでした。
ちなみに昨今大きなステージで演奏される方の多くは、耳に直接装着する
イヤー・モニター(いわゆるヘッドホン)になっているようですが、
これでは上記のようなコミニュケーションは皆無です。
上記の写真では、美奈子さんが真横にいらして歌われております

歌そのものでなく、その人の息づかいまでよく聞こえる環境が望ましいです。

というわけでそのレコーディングしました「ガラスの林檎」、
初演でございました

デュオ史上最速のテンポ(爆)。そして息つく間もないメロディ

演奏後の客席を見渡すと、お客さまの笑顔。
この日は先日も美奈子さんThe Bandでの公演だったSTB139に観に来て
下さった、カシオペアのキーボーディスト、
向谷 実さんがお越し下さいました。
終演後楽屋まで来て下さり、お褒めの言葉を頂きましたです

向谷さんがA-100を見てみたいとおっしゃいまして、終演後ステージに戻り
ハモンドオルガンの説明や、演奏などして盛り上がりました。
向谷さんはもともとエレクトーンをされていらしたそうで、ベースペダルも
お弾きになってました

流石。
ありがとうございました。
あとこの日はハモンド・スズキの敏腕営業マンK氏が来て下さいました。
彼のレポートが
ハモンド・スズキHPに掲載されております。
よかったら見てみて下さいませ。
さて明日は2日目、千秋楽です(笑)。
本日も愛機Hammond A-100&Leslie 122を伴って、埼玉県は吉見町
にありますフレサ吉見に
矢野 沙織カルテットで出演してきました。

矢野さんとは9月に初めて競演させて頂いたのですが、あの若さで
チャーリー・パーカーにあれだけ熱中出来る事にまず好感が持てます。
とても速いテンポのBe-Bopをスラスラを演奏する彼女には、演奏する度、
単純にすごいなぁと思いますです。

写真はリハーサル後の舞台です。しかし会館でのジャズ・コンサートの
舞台って結構殺風景ですね

たまたま通りかかったのですが、あまりに綺麗だったので車を駐めて
カミさんと車の中でランチをしました


こんなことなら一眼レフ持っていればよかったと嘆きつつ、
コンパクトカメラ

で頑張って撮りました。
枯葉よぉ~

な気分ですな
サックスの
三木 俊雄さんとデュオ@高田馬場
Hot Houseでした。
この日は常連のお客さまのお誕生日で、狭いながらもたくさんの
お客さまが
いらっしゃいました。
さてこの日、今月5日に発売されたばかりのHammond XK-3c Organが
届きましたので早速使用しました。

ん?どこかヘンですね

鍵盤が…?
白黒逆さまだっ!
左側の1オクターヴが本来白黒反転のプリセット・キーなのですが、
弾く方の鍵盤とプリセット・キーが逆さまだったら面白いのでは?と
ハモンドスズキの敏腕営業マンK氏と冗談で話してたら、これが送られて
来ました
XK-3c DK Special です。わたくし河合 代介の為に作られた
一点モノで、もちろん非売品です。
音源など、中身は製品版と今のところは(笑)同じです。
これを見た人から「弾きづらくないのか?」など、いろいろ言われましたが、
結構大丈夫なんですよ。昔はパイプ・オルガンやチェンバロ
(ハープシコード)など、鍵盤が白黒反転している鍵盤のものが
多くあります。
ただ、黒い鍵盤が鏡面仕上げなので手アカが少々目立ってしまうんです

その他、スペシャルなところがございますが、
ご紹介は追ってお知らせします
美奈子さんとThe Bandでの2日目です。

2日目はさらにたくさんのお客さまでパンパンでございました

この日はカシオペアのキーボーディスト、
向谷 実さんがお越しになって
おりました。向谷さんと言えばカシオペア、カシオペアと言えば
わたくしの世代では高校生の時にはみなこぞってカシオペアの
「ASAYAKE」を演ってまして、わたくしもバンドに誘われては弾いていた
ように思います(うまく弾けていませんでしたが)。
向谷さんと初めてお会いしたのはごく最近の事でしたが、実はこの方が
わたくしの人生に大きく関わっているのです。
向谷さんがまだネム音楽院に通われていた頃、東京のとある某楽器店に
いかれてました。そこで接客していたのが当時某楽器店に入り立てのN氏。
ある日向谷さんはネム音で同窓であった倉田 信雄さんをその楽器屋に連れて
行ったそうです。そこで向谷さんはN氏を倉田さんに紹介しその後、
倉田さんはN氏より当時珍しかったシンセサイザーなどの楽器を購入して
いたそうです。いろんな楽器をひとしきり買った時お店には中古で出物の
Hammond B-3 Organがありました。N氏は倉田さんにこれを奨めて
倉田さんも欲しいとは思ったそうですが、当時倉田さんのお住まいには
すでにYAMAHA CP-70や、フェンダーローズ・ピアノなどもあり、
とてもB-3を置く場所がなかったと見送っていたのでした。
そんな夏の事、愛知県豊橋から高校3年生のかわい少年(爆)がこの店を
訪れ、このB-3をなんと購入してしまったのです。
この時接客してくれたのがN氏だったのです。
これがわたくしのFirst B-3となりました。18歳の夏の事でした。
夏が終わる頃、店に来た倉田さんはB-3が無い事に気付きます。
N氏「愛知県の高校生が買って行った…」
倉田さん「高校生?!」
それから5年が経ち、N氏は新しいプロフェッショナル向けのお店を
任されていました。わたくしはよくそこに遊びに行っておりました。
ある日もそこで遊んでいると背の高い、とてもやさしそうな方が入って
来られました。わたくしは気にせずあちこちにある楽器を弾いたりして
いました。そのうちその方が帰られN氏に「あの方が倉田 信雄さんだよ」
と初めて聞かされました。
その後すぐにN氏より電話があり「今倉田さんが来ているから紹介するよ」
と。
こうして倉田さんとお会いし、見習いとしてその後約4年間、勉強させて
頂く事になったというわけです。
話長っ!(爆)
というわけで向谷さんから倉田さん、そしてN氏からわたくしかわいへと
繋がっていたのです。ちなみに倉田さんがThe Bandで使用している
フェンダーローズ・ピアノはN氏所有のもので、彼からお借りしている
ものです。
わたくしがN氏に初めて会った時から25年、倉田さんとは20年に
なります。
わたくしにとってとても大切な人たちです。
というわけで向谷さんがいなかったら今のわたくしもいないかも?
という感じです。
さて、その向谷さんに終演後「Minimoogはなんの為にあるの?」と
訊かれてしまいました


今回はライヴ中1曲のみの使用でした(爆)。1曲でも光るminimoog
吉田 美奈子さんの公演が
STB139にて行われました。
定例のThe Bandでございます

The Bandとは、
岡沢 章さん:ベース
土方 隆行さん:ギター
倉田 信雄さん:ピアノ、フェンダーローズ・ピアノ
成田 昭彦さん:ドラムス
という本当に素晴らしいメンバーでございます。
そのような方々に僭越ながらわたくし河合 代介も参加させて
頂いておりますです

まったくもって光栄な事でございます。
章さんはわたくしが19年前に倉田さんに最初に連れて行って頂いた
レコーディング・セッション時にいらっしゃって、それ以来
倉田さんに見習いでくっついていた時もとてもかわいがって頂き、
その後独立したのちもレコーディングでお会いしたり、時には
わたくしがアレンジをしたレコーディング・セッションで演奏して
頂いたりと想い出もたくさんありますです。そして現在はThe Bandで
ご一緒させて頂き、楽屋では土方さんも交えて毎度車の話で
盛り上がっております(爆)。

わたくしが参加させて頂いてからはこのセッティングなのですが、
章さんのベースの音が生でよく聞こえて

ほんとに気持ちよいです。

たくさんのお客さまでした


美奈子さんが隣で生声参加です(爆)。
というわけで1日目、よい感じで終了しました。
この日は
吉田 美奈子さんの
STB139での定例公演のリハーサルでした。
話は変わりまして、
わたくしがオルガン演奏の時に履いている靴下、みなさんもよく
ご存知の5本指ソックス

このソックスはですね、
靴下屋というお店で扱って
いるものを好んで履いております

写真の左端上下の赤と黄のものを持っております


お奨めですよ
毎月定例、今年は最後の
トミーさんギグでした。
Haruさんとのトリオも定着しつつあります

12月という事もあり、
Body & Soulはクリスマスの飾り付けなどの
準備中でした。

次の公演は2008年1月18日(金)Body & Soulです

ヴォーカルの
Tiffanyが入ってくれます

お楽しみに