ハモンドオルガンを弾いていると
「最初はピアノからですか?」とか
「エレクトーンからですか?」などと
訊かれます
でもかわいは最初からハモンドオルガンなので
「最初からハモンドオルガンでした」と答えると
かなりびっくりされます
そうは言っても厳密には最初からハモンドオルガンを演奏出来る
状況にはありませんでした
18歳でようやく
Hammond B-3を手に入れるまで8年掛かって
いるわけですが、その中でもまずは最初に手に入れた楽器を
紹介したいと思います
その前にわたくしかわいが楽器を演奏する事になるきっかけを
お話する必要がありますね
前置きが長いですが、興味がありましたら
今しばらくお付き合い下さいまし
時折ライヴでも話しておりますが、今一度ここに記します
それはハモンドオルガンを知るきっかけとなった「太陽にほえろ!」と
いうドラマの中で、サウンドトラックとして使われている楽曲の中に
ひときわ心をくすぐられるサウンドがありました
それがなんなのか?解らないので、楽器屋さんにサウンドトラックの
入ったLPを持って行って聴いてもらい、ようやくそれがハモンドオルガンと
いう名の楽器であることを知りました
そこですでに
B-3という名前を聞くわけですが、当時10歳であった
かわい少年(短パン姿のよく似合うぼっちゃん:ウソ)は
その
B-3の値段を聞いてびっくり!
楽器屋さん「300万ぐらいするんじゃないかな…」ぐらいする?
なんか子供ながらに不確定な感じを読み取ったので
かわい「どこで買えますか?」的な事を訊いたような
楽器屋さん「もう新品では売ってないよ」えっ!
売ってないの?
楽器屋さん「今は生産中止になって、中古にプレミアが付いて
高くなってるんだよ」なにぃ!
中古ぉ、新品ないの?
でもどっちにしても高くて小学4年生には宇宙的な金額
かわい「この楽器(B-3)に近い音がする楽器はありますか?」楽器屋さん「無い
」えっ、まったく無いの? まいったなぁ
呆然とする中、店内を見るとひとつの楽器に目が留まった
その楽器がこれ

日本の誇るエポックメイキングな楽器メーカーであった
Hillwoodの
PO-1000である
残念ながらHillwoodというメーカーはすでに無くなってしまっているが
このメーカーは電子楽器業界に多大な影響をもたらしたメーカーなので
興味のある方は調べてみると面白いですよ
さて、楽器の話に戻ろう
この楽器は残念ながらハモンドオルガンには似ても似つかない
電子音バリバリのコンボオルガンであった
でもなんか手に入れてあの音(
Hammond B-3と
Leslie122)を自分でも
醸し出してみたい…そんな事を考えて、なんとかこれを手に入れたのは
それから半年後だったように思う
手に入ってからは、ダメだとは思いながらもなんとかビブラートではなく
レスリーのトレモロ感が出せるエフェクターはないか?などと
模索したのも、この頃からでした
上記にしている楽器屋さんとは、その後のかわいにとって有益な事を
学ぶ場所となる、愛知県豊橋市にある「
ハヤシ楽器」さんである
わたくしの育った豊橋は隣町に楽器の街、浜松があり
特に新製品などはリリースより何週間も早くお店にあった程で
かわいの楽器への探求心を育むには、今となっては
本当に有り難い環境であったと思う
あっ、このへんの話になると長くなるので、また別の機会に
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